崖っぷちに立たされた。柔道の世界選手権2日目(7日、タシケント)、男子66キロ級決勝が行われ、丸山城志郎(29=ミキハウス)は、阿部一二三(25=パーク24)に敗戦。3連覇はならなかった。

 東京五輪の代表の座を譲った宿敵・一二三との大一番。柔道関係者の間では、勝者が残り2年を切ったパリ五輪の代表争いで優位に立つとの見方が強かった。丸山も今大会の重要性は頭に入れていた。「もちろん直接対決の可能性が高いと思う。そこで絶対に勝って僕がパリの代表をつかみたい」。

 今回は直前の代表合宿に参加せず、ギリギリまで拠点の天理大を中心に調整。「天理大から都内まで移動するだけで、すごいエネルギーを使うので」と慣れ親しんだ環境で練習に励んできた。

 準々決勝で東京五輪銀メダルのバジャ・マルグベラシビリ(ジョージア)を内股で下すなど、世界の猛者たちに己の力を十二分に発揮。決勝まで5試合連続の一本勝ちで「総合的に彼より上回って勝ちたいと思っている。柔道だけじゃなくて、人間的な部分も含めて彼に勝って、代表を勝ち取りたい」と語っていた一二三との一戦にコマを進めたが、返り討ちにあってしまった。

 いよいよ土俵際に追い込まれた丸山。ここから巻き返すことはできるか。