女子プロレス「スターダム」の〝アイコン〟岩谷麻優(29)が、初代IWGP女子王座取りに燃えている。

「IWGP女子王座決定トーナメント」1回戦(22日、東京・後楽園ホール)に岩谷、林下詩美、ひめか、渡辺桃の出場が決定。団体内の全王座を戴冠する唯一の「グランドスラム」達成者である岩谷は「アイコンが取るしかないでしょう!」と力強く宣言した。

「決勝の新日本プロレスとの合同興行(11月20日、東京・有明アリーナ)で女子・岩谷麻優の存在を見せつけて、必ず初代を取りたい。初代って本当に特別な存在だし、そこに名を刻める可能性があるから、この時代にプロレスラーをやっててよかった」

 初代王者は来年1月4日の新日本・東京ドーム大会でのV1戦が予定されている。「大舞台で戦えるって、夢があるなって思います」と目を輝かせつつも、すぐに「でも、まずは2、3回ぐらい勝たないと防衛も何もかも夢のような話になっちゃうから」と表情を引き締めた。

 1回戦の相手は渡辺に決まり、岩谷は「みんなが注目するトーナメントでも桃は凶器を使ってくるのか、王道な戦い方をしてくるのか気になりますね」。まずは難敵との一戦に集中する。