【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑484】「ゴブリン」というとゲームなどに登場する小鬼のような雑魚モンスターを思い浮かべる人も多いかもしれないが、実際には海外で昔から言い伝えられている妖精の一種である。

 大きさは人と同じくらいか子供と同程度で、容姿は醜く、人にしゃれにならないイタズラをしかけたり、時には襲って食べたりすることもあるという。ゴブリンは伝説の存在だと考えられてきたが、南米やアフリカなどでは、言い伝えのゴブリンとかなり似た姿の人型UMAが目撃されており、伝説は本当だったのではないかと話題になっている。

 では、ゴブリンはもう欧米では目撃されていないのかというと、さにあらず。海外の超常現象調査員のチームが、英国でゴブリンらしきクリーチャーに遭遇するという恐怖の体験を語って話題になっている。

 この事件は今から8年ほど前、ヴィック・ハーボード氏とクリスティン・タウンエンド氏という2人組の超常現象調査員が、東ヨークシャー協会研究グループのメンバーとともに超常現象に遭遇することを期待して、イギリスのアトウィックの地に建つ、セント・ローレンス教会を調査した時だったという。

 彼らは幽霊との対話を期待して「スピリット・ボックス(※実体のない声を拾うための電子機器)」を持参し、虚空に向かって「われわれとコミュニケーションを取りたい者はいないか」と大声で尋ねたそうだ。そして、タウンエンド氏は自分のすぐ近くで、うなり声のようなものを聞いてしまったという。

「教会のグラウンドに入ると、すぐに不気味な感じがしました。そして捜査が始まって間もなく、うなり声のようなものが聞こえてきたのです…声は3回、4回と聞こえたのですが、4回目からは自分の耳が信じられなくなりました」

 ちなみにうなり声からは「非人間的で負のエネルギー」を感じたそうで、聞いているうちに不機嫌になっていったという。

 後に2人は地元の伝説を調べ、アトウィックはかつて「ホブゴブリン」に脅かされていたことを知ったという。

 ホブゴブリンは妖精の一種で、いたずら好きで時折、人間に迷惑もしでかす妖精のゴブリンの亜種だそう。ゴブリンと同じくいたずら好きだが、ゴブリンとは違って人間に対して友好的で、家事を喜んで手助けしてくれる存在だと言われていた。一方で、機嫌を損ねると相当な仕返しを受けるとも言われている。

 このように、概して友好的な存在であるホブゴブリンだが、この地域に伝わるホブゴブリンは「ある形態から別の形態に変身することができる、悪魔のような生き物」だったという。それこそ現在のゲームに登場するモンスターのホブゴブリンを想像した方が近いかもしれない。

「今日に至るまで、私たちが遭遇したものが何であったかは100%分かっていない。しかし、この体験を振り返ると民間伝承の中にもいくつかの真実があることを考えなくてはならないようだ」とタウンエンド氏は語っている。

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