エンゼルス大谷翔平投手(28)とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)の一騎打ちとなっているア・リーグMVP争いに関する論争が激化する中、野球スタッツを扱う書籍「ヒドゥン・ボール・トリック」の共著者ジェレミー・フランク氏が12日(日本時間13日)、ある投手と打者と大谷とのキャリア通算のスタッツ比較を自身のツイッターに紹介し、ファンの間で話題になっている。
打撃で大谷の比較対象としているのはヤンキースのジアンカルロ・スタントン(32)。確かに通算成績を比較すると打率2割6分5厘と長打率5割3分8厘は同じで、出塁率は大谷の3割5分4厘に対しスタントンは3割5分5厘。打者の能力を評価する指標であるOPS+も140と141で似通っている。
投手では通算199勝のマックス・シャーザーの名前を挙げ、防御率3・11(大谷は3・10)、奪三振率10・7(同11・4)、奪三振と与四球の比率を示すK/BB23・0(同22・7)で、フランク氏は「これは普通じゃない!!!」と強調する。ちなみにスタントンはマーリンズ時代の2017年に59本塁打、132打点で打撃2冠に輝き、ナ・リーグMVPに輝いた強打者。シャーザーはタイガース時代の13年、ナショナルズ在籍時の16、17年にサイ・ヤング賞を受賞した。
メジャーではスタントンが13年、シャーザーは15年のキャリアを誇り、大谷は5年目。それでも主要部門で両者と肩を並べていることに「これこそ大谷翔平がファニコーン(ファン+ユニコーン)であることのリマインダー」「ここまでの数字を叩き出している大谷がMVPでないと考えること自体、笑える」などとファンらがこぞって反応している。
フランク氏は、東地区で首位を走るヤンキースに関してオールスター戦以降の勝率が4割2分9厘で、エンゼルスの4割5分8厘よりも悪い点を指摘。「この数字は、後半戦でジャッジがそこまでヤンキースに価値をもたらしていないことを表している」と追記し「勝っているチームよりも負けているチームに選手がいかに価値をもたらせるか、1年間ジャッジとヤンキースを見てきたファンにもぜひ、わかってほしい」と補足した。
大谷は投打で好成績を残しながら、チーム成績が悪いことからMVP争いでは不利と見られている。フランク氏の指摘が追い風となるか。
その大谷は12日のガーディアンズ戦に「3番・DH」で出場し、初回二死走者なしの第1打席は四球で出塁。4回先頭の第2打席は左飛に倒れた。僚友トラウトの7戦連発となる同点の35号2ランが飛び出した直後の5回二死の第3打席は中飛。8回一死走者なしの第4打席では左前打をマーク。この日は3打数1安打で、チームは4―5で敗れた。












