【病院通いになる前に健康寿命をのばす! プレメディカルケア】

 スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに解説します。

【お悩み】最近、犬の散歩についていけない時があります(50代女性)

【アドバイス】散歩の前後に股関節のストレッチを行ってください。

【解説】相談に来られた女性の犬は人間でいえば20代男性にあたる年齢の柴犬で、とても元気だからこそのお悩みでした。犬の散歩をしている時に最も使うのは股関節です。股関節が固まったままだと柔軟性や機敏性に欠けてしまうので、散歩の前と後にやってほしいストレッチを紹介しました。

 ストレッチはその目的によって大別すると、筋肉の収縮と弛緩を繰り返して血流を促進する動的ストレッチと、反動を利用せず、筋肉をゆっくりと伸ばしてリラックス効果を生む静的ストレッチの2種類があります。

 散歩の前には血流を促進する動的ストレッチでウオーミングアップ。立った状態で壁に手をつき、股関節を起点として片足ずつ後方に大きく回す動作を5回ずつ繰り返します。特に犬は急に止まることがよくあるので、股関節を後方に回しておくと踏ん張りも利きやすくなります。

 散歩から帰ってきたら、静的ストレッチでクールダウン。両足を左右に広げ、立った状態からお尻をゆっくり落としていく股割りを1~2回行ってください。

 このように動的と静的のストレッチをセットで行うとケガの予防にもなります。また自分が思っているほど、足は上がっていかなくなるもの。散歩中は意識して大股で歩くことで運動能力も上がっていくでしょう。

 ◆永井正彦(ながい・まさひこ)1980年6月28日、東京都生まれ。スポーツトレーナー。2005年に都内でスポーツ整体「プレメディカルケア」を開業。パラ水泳の宮崎哲選手や津川拓也選手のパーソナルトレーナーも務めている。