【病院通いになる前に健康寿命をのばす! プレメディカルケア】

 スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに解説します。

【お悩み】だいぶ秋らしくなってきましたが、気温が上がる日はなぜか手がむくみます(60代男性)
【アドバイス】発汗機能を回復するため、ゆっくりと圧をかけてみてください。

【解説】工事現場で交通整理をしている男性。直射日光にさらされることも多く、暑い日だと手がむくむというお悩みでした。足のむくみや顔のむくみの相談も受けることがよくありますが、むくむと体の動きが80%ほどになってしまうので、意識もぼーっとしてしまいがちです。

 むくみは血流が悪くなることで起こるので、血流を良くするためには、ゆっくりと圧をかけると予防効果があります。男性には仕事中でも無理なくできるものとして、マッサージボールやゴルフボールをポケットに入れておき、定期的に手や腕全体さすることをすすめました。さらに仕事に行く前と戻ってから、手の上に正座してゆっくり体重をかけるストレッチも伝えました。

 汗をかく時期は水分を多めに取ってしまいがちですが、発汗や排尿がうまく追いつかないと、水分はたまる一方です。昨今は冷房によって発汗機能が弱っているので、踏んだりさすったりという圧をかける行為で、発汗機能を回復していくと、むくみを予防することができます。

 足がむくみやすい人は、座った状態で足を組んでふくらはぎをヒザの上に乗せ、ふくらはぎを上下にこすりつけてみてください。これはエコノミークラス症候群の対策としても有効で、各航空会社も推奨しているむくみ予防のストレッチです。

 根本的にむくみを軽減するなら、ウオーキングがもっとも有効。ふくらはぎには、下半身まで巡った血液を全身に循環させる機能があるので、歩いて動かすことで、全身の血流が良くなります。加齢によって筋肉も衰えていくので、1日30分程度でも習慣になれば理想です。

◆永井正彦(ながい・まさひこ)1980年6月28日、東京都生まれ。スポーツトレーナー。2005年に都内でスポーツ整体「プレメディカルケア」を開業。パラ水泳の宮崎哲選手や津川拓也選手のパーソナルトレーナーも務めている。