【病院通いになる前に健康寿命をのばす! プレメディカルケア】

 延べ5万人の体の悩みを聞き、メンテナンスを行ってきた新進気鋭のスポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに解説します

【お悩み】熱帯夜でも心地よく眠るためには何を意識したらいいでしょうか?(50代女性)

【アドバイス】可能であれば湿度を50%に保って就寝してください。

【解説】暑いからクーラーをつけて寝ると、眠りも浅く、体が冷えてしまうという女性。熱帯夜は温度というより湿度によって不快になっているケースが多いので、クーラーの冷房機能ではなく除湿(ドライ)機能を利用することをすすめました。

 湿度45%が眠りやすいとされていますが、除湿機能で温度も下がるので、50%程度でも十分です。今は機種によってすべて自動になっているものもあるので、自動モードにしておくだけで湿度も調節されたかなり快適な環境になります。

 クーラーをつけて就寝するのであれば、寝る時の服装が重要です。暑いからといってパンツ一丁みたいな薄着で眠るより、綿素材なら長袖長ズボンにするなど、ヒジやヒザといった関節を冷やさない服装の方が快適に眠れます。

 冷えを感じるのは、足指や足裏だと思われがちですが、実は足の甲です。足の甲には数多くの血管が通っているので、寝る前に30秒ほど足の甲をさするだけでも血流が良くなり、冷え防止に効果があります。女性は夏場に足の甲がむき出しになるサンダルやハイヒールを履くことも多いと思うので、冷えを感じたらぜひやってみてください。

 昔の日本で足冷え防止に役立ったのは足袋だったとも言われています。5本指靴下がない時代に、親指に重心がしっかりかかる2本指靴下を履いていたようなものですから、機能面でも理にかなっています。足袋ソックスも販売されているので、試してみるのもいいかもしれません。

 家の中でクーラーを使う場合でも、靴下を履いて足を冷やさないことは重要ですが、履いたまま寝ると足をつりやすくなってしまうので注意してください。

 ◆永井正彦(ながい・まさひこ)1980年6月28日、東京都生まれ。スポーツトレーナー。2005年に都内でスポーツ整体「プレメディカルケア」を開業。パラ水泳の宮崎哲選手や津川拓也選手のパーソナルトレーナーも務めている。