ニールの再来となるか。西武のディートリック・エンス投手(30)が2桁勝利に王手をかけている。
エンスの次回登板は敵地で行われる天王山・ソフトバンク戦が予想される。チームが0・5差で追いかけるV争いの大本命・ホークスとの直接対決に勝ち越せば、西武の3年ぶり覇権奪回もぐっと近づいてくる。
そして、来日1年目のエンスがいきなり2桁勝利をマークすれば、前回優勝の2019年にチームの勝ち頭となったザック・ニール投手以来となる。2000年以降を振り返っても、チームの外国人投手が2桁勝利を挙げたのは01年の許銘傑(11勝6敗)、02年の張誌家(10勝4敗)のわずか3人だけだ。
ここまでのエンスの働きは、同じ9勝を挙げローテーションを守ってきたサブマリン・与座海人とともに「優勝の年には想定外の戦力の台頭が不可欠」という〝うれしい誤算〟となっている。
そんな優良助っ人は9勝目(6敗)を挙げた28日のオリックス戦で、女房役の森が中川のファウルチップを股間に直撃したアクシデント後に打たれた3ランに触れ「少し時間が空いてしまったことで、球も散らばってしまって制球できなくなってしまった。きっちり終われなかったのが悔しい」と反省点を口にし「この1週間で今日以上の投球ができるよう、しっかり準備して次回の登板に備えたい」と2桁勝利のかかる次回登板への思いを語る。
2年連続23度目のリーグ制覇を果たした19年のニールのように「Vの使者」となれるか。その左腕にチームの命運が掛かっている。












