これぞ4番だ! ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が28日のDeNA戦(横浜)で3試合連続となる49号ソロ本塁打を放った。4―4の7回先頭で4番手・エスコバーの154キロツーシームをジャストミート。打球は右中間席に突き刺さる勝ち越し弾となり、チームはそのまま逃げ切って3連勝を飾った。

「何とかしたかった。気持ちだけで打ちました。ホームランになってくれて良かったです」。そう振り返った一発は、自ら打ち立てた球団記録を更新する一打でもあった。2回の第1打席と3回の第2打席で四球を選んで11打席連続出塁とし、1978年のマニエルを抜いて球団記録を44年ぶりに塗り替えた。さらに第3打席でも四球を選び、第4打席では本塁打、第5打席では中前打を放って14打席連続出塁とし、2013年に広瀬純(広島)が樹立したプロ野球記録に王手をかけた。

 村上は26日の同カードの第3打席で46号本塁打放つと、第4打席で2打席連続の47号、第5打席で四球、27日の同カードでは右安、申告敬遠、右安、右安、右安、そして第6打席で48号と大爆発。3連戦で実に11打数9安打4本塁打9打点とまさに手がつけられない状態で、相手投手陣に完全に〝恐怖心〟を植え付けた。

 日本人では02年の松井秀喜以来となる50号にリーチをかけた。村上は「それは打ってから考えたいと思う。目標であり、同じ背番号で世界で活躍された方。同じ背番号でプレーできるのはうれしい」と語った。

 シーズン60発ペースで、バレンティン(ヤクルト)が持つ60本(13年)のNPBシーズン本塁打記録更新の期待も高まる。「それはもちろん打てればいいですけど、ペースはペースなので。目の前の試合に集中して取り組んで最終的にどうなるかを楽しみにしたい。今はとにかくチームが勝って、優勝してみんなで喜びを分かち合いたい。勝ちにつながる一本を打っていきたい」

 チームは今カード前まで2位のDeNAに4ゲーム差まで詰められていたが、3連勝で逆に7差まで広げた。高津監督も「今日とったのはすごく大きい。すごくいいピッチャーから勝ち越した3連戦。ホッとしています」と主砲に最敬礼。リーグ連覇に向け、球界屈指のスラッガーに死角はない。