エンゼルスの大谷翔平投手(28)は5日(日本時間6日)に本拠地アナハイムでのタイガース戦に「3番・DH」で出場し、3回に3試合ぶりの一発となる31号、7回に32号を放ち、5打数3安打3打点だった。打率2割7分。チームは10―0で大勝した。
1本目はミサイルのような低弾道の一発だった。2点をリードした3回一死二塁でマウンドは相手先発の左腕アレクサンダーだ。初球、ほぼ真ん中の90・4マイル(約145キロ)の直球を強打。角度19度、打球速度111・4マイル(約179・2キロ)の低空の弾丸ライナーは右翼フェンスの黄色の本塁打ラインを越えた。地元放送局バリー・スポーツ・ウエストの実況アナウンサーは「ミサイル」と表現し、MLB公式ツイッターが「レーザー」と評したすさまじい打球は打球飛距離382フィート(約116・4メートル)だった。
2本目はきれいな放物線を描いた。7―0の7回先頭でマウンドは3番手の右腕ヒル。初球、真ん中スライダーを逆方へ振り抜くと角度31度、打球速度108マイル(約173・8キロ)で夜空に高々と舞い上がった。観客の大歓声の中、左中間に飛び込んだ。32号は飛距離416フィート(約126・8メートル)の特大弾だ。1試合2発は今季6度目。これでア・リーグ本塁打王争いで単独2位に浮上した。同時にメジャー通算500安打を達成した。
初回一死一塁はカウント1―2の5球目、外角低めのスライダーをバットの先で拾って右手一本で振り抜くと打球は右翼フェンスを直撃する二塁打となった。飛距離364フィート(約110メートル)で、打球があと2メートル高ければ本塁打だった。
5回無死無走者は初球を打って一直だった。8回一死一塁は4番手で登板した外野手のクレメンスと対戦。クレメンスの父は歴代最多の7度のサイ・ヤング賞に輝き、通算354勝のロジャー・クレメンスだ。カウント1―2からの4球目、外角低めのボールを見逃して三振に倒れた。打ち取ったクレメンスは笑顔。そのボールを受け取ると記念球として自軍ベンチに送った。
直近7試合で5発と量産態勢に入った大谷。2年連続40本塁打の可能性も出てきた。残り27試合、シーズン規定投球回にあと26イニングに迫っている史上初の投打のダブル規定到達に加えて、新たな楽しみが増えた。












