フィギュアスケート女子で北京五輪銅メダル&世界選手権金メダルの坂本花織(22=シスメックス)は、焦ることなく歩みを進めている。

 今季初戦の予定だった先月のげんさんサマー杯(滋賀県立アイスアリーナ)は当日に棄権。体調面が不安視されていたものの「特に体調不良ではなくて、ただスケートの調子が悪かった。人前でお見せできるレベルじゃなかったので、初めて元気なのに試合を棄権するという状況になった」と説明。調子が上がらなかった理由については「ただただ練習不足だった。練習量は少なくなかったと思うけど、調子が落ちすぎてしまって、上げるのが大変だったので、間に合わなかった」と苦笑いを浮かべた。

 仕切り直しの初戦は、16日に開幕するロンバルディア杯(イタリア)だ。「今シーズンの初戦がもうすぐなので、それに向けてしっかり練習していいスタートが切れたら」と展望を口にした上で「今季は4年後の五輪への第一歩として始まるシーズン。また新たな4年に向けて、しっかり自分のために戦っていけたらと思っているし、世界選手権が日本で開催されるので、世界選手権で思い切って自分の演技ができたら」と意気込みを示した。

 5日には都内で行われた国際大会での成績優秀者に贈られる「上月スポーツ賞」表彰式に出席し「ご支援のおかげでスケートに打ち込めることができているので、感謝している」と謝辞を述べた坂本。昨季の勢いのまま、今季はさらなる飛躍の足掛かりとする。