初回がすべてだった。首位ソフトバンクは25日の楽天戦(楽天生命)に、5―7で敗れて連勝が5でストップ。初回に野村大、谷川原の連続適時打、さらには増田の犠飛で4点を先取したが、その裏の7失点が試合の流れも連勝もすべて断ち切る結果となった。
コロナ禍で柳田ら主力を大量に欠く中で、穴を埋める若手が連日気を吐く最高の滑り出しだったが、すぐに暗転した。先発の板東が大誤算。初回、先頭に四球を出すと安打、死球で無死満塁とピンチを背負った。連続適時打で3点を返されると、一死後に連続四球で押し出し。あっという間にリードがなくなると、勢いづいた相手打線を止められず、その後も3点を失った。初回悪夢の7失点。両軍計11点で1回を終えるだけで約1時間を要した。
いきなり4点のリードをもらったことで「気持ち的に少し守りに入ってしまった」と悔やんだ板東。2回以降は切り替えて「攻める気持ちで投球できた」と、6回を投げ切って失点は初回のみだった。
痛い4点差逆転負けに藤本監督は「『さあ、いこう!』と若手が打ってくれて、4点取ったのにね」と攻撃陣をたたえつつ、怒りを押し殺した。初回、守りに入ったバッテリーの外中心の配球に苦言を呈した上で「板東の球自体は悪くなかった。緩急も使えているし、コース(の問題)だと思う。板東も2回から6回まで0に抑えられたということは次回もチャンスはある」と明言。反省を促しつつ、挽回を期待した。












