新会長の役割とは? 日本プロサッカー選手会が20日に定時総会を開催し、日本代表で主将を務めるDF吉田麻也(33=サンプドリア)を第7代会長に選出した。吉田は選手会を通じてコメントし「Jリーグ、欧州、日本代表で培った経験を日本サッカー全体に共有し、魅力ある日本サッカーの未来のために役員・選手一同とともに貢献してまいりたいと思います」と意欲を見せた。
これまでの会長は柱谷哲二、井原正巳、中山雅史、藤田俊哉、佐藤寿人、高橋秀人といずれも国内クラブに所属。役員としてはGK川島永嗣(ストラスブール)が海外クラブ所属で務めた例はあるが、会長職となると初のケースになる。
まさに異例の就任となるが、吉田だからこそ期待される役割も多い。これまで選手会は国内の課題を中心に取り組んできたが、吉田は自らの言葉で語っているように欧州での経験も長く、英語も堪能なことから海外での発信力もある。
例えば欧州組の労働環境の改善だ。7日には国際プロサッカー選手会(FIFPRO)のオンライン会見に参加。アジア人選手、特に欧州組で強いられている代表活動時の長距離移動の過酷な実態を力説した。自身の直近4年間の総移動距離が地球7・93周分に相当する31万8000キロというデータも示され、国際サッカー連盟(FIFA)などに「もっと選手の声を聞くべき」と切実に訴えた。
今後は欧州組にも関わる世界基準の問題への提言、FIFPROや各国選手会との連携など、さまざまな面でより積極的な取り組みが期待できそう。森保ジャパンの主将に続く重責だが、その手腕に注目が集まる。










