レスリングの全日本選抜選手権初日(27日、東京・代々木第二体育館)、男子グレコローマン98キロ級で奈良勇太(20=日体大)が初優勝を果たした。決勝では豪快な首投げを見せ、ベテラン相手に競り勝った。それでも「優勝できたことはうれしいが、内容が伴わなかった」と反省した。
小、中学生のころは野球に熱中したが、ヒジを痛めて断念。高校から、本格的にレスリングに転向した。
父の英則さん(50)はグレコ130キロ級の元全日本王者。あの“元祖霊長類最強の男”アレクサンダー・カレリン氏(48)と世界選手権で2度対戦し、練習をともにしたことがある。全盛期の怪物を知る父からは「俵返しが本当にすごかった。練習でも強くて、足もとても速かった」と、経験者のみが知る世界の頂点のすごさを聞かされてきた。日本だけではなく、世界にも自然と目が向くようになった。
父譲りの体格とパワーを武器に着実に成長する。「父、そしてカレリンのような強い選手になりたい。今年の目標は世界ジュニア選手権でメダルを取ること」。2020年東京五輪に向け、世界でも勝利を重ねる。












