新日本プロレス11日の日本武道館大会で、「ジ・エンパイア」のグレート―O―カーンが棚橋弘至(44)の左ヒザを完全破壊した。
オーカーンはこの日、ウィル・オスプレイ(27)、ジェフ・コブ(38)と組み棚橋、オカダ・カズチカ(33)、トーア・ヘナーレ(28)組と対戦した。セコンドのビー・プレストリー(24)も含め4人となったジ・エンパイアが初めて全員集結。そんな帝国にとって記念すべき1日に、オーカーンの標的はワールドタッグリーグ開幕戦(11月15日、名古屋)で勝利後に左ヒザを破壊した棚橋に定まっていた。
類まれなる格闘能力でモンゴリアンチョップからヒザ十字固めに捕らえ、序盤から棚橋に集中攻撃を浴びせていく。終盤にリング上がコブとヘナーレの局面になると、王統流二段蹴りで援護射撃した。さらに助太刀に入ってきた棚橋を再びヒザ十字固めで捕獲。コブがヘナーレをツアー・オブ・ジ・アイランド沈め、帝国に凱歌が上がった。完璧なアシストを見せたオーカーンの活躍はさすがの一語に尽き、この日の勝利でここ数日評判が芳しくなかった「カーン」の称号に光を取り戻したと言っても過言ではない気がする。
さらに試合後のリング上でも棚橋の左ヒザにイスを振り下ろし追撃したオーカーンは「楽しいなぁ…蹂躙こそ余の楽しみだぁ。棚橋、貴様の心とヒザが壊れてなければ、貴様が頭(こうべ)を垂れるなら、シングルで戦ってやる! 楽しみだなぁ」と、一騎打ちを要求。
棚橋は決して頭を垂れることはなかったが「怖い棚橋先輩が教えてやりますよ。オーカーンとやらせろ、こら」と呼応したため、年間最大興行・東京ドーム大会(来年1月4、5日)での激突が不可避となった。その注目度の高さから事実上ドームのメインイベントと言っても過言ではない気がする。支配者とエースのシングルマッチを、我々愚民はひれ伏しながら待つしかない。












