フランス1部パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ(23)は、今夏のスペイン1部レアル・マドリード入りが規定路線とされる中、慎重に最終決断を下そうとしている。スペイン紙「マルカ」が現状を伝えた。

 パリSGはオーナーであるカタール政府系投資ファンドの資金力をバックに、なりふり構わぬ好条件を提示。6月いっぱいで切れるエムバペとの契約の延長を勝ち取ろうとしている。ナセル・アルケライフィ会長は白紙小切手を渡したが、エムバペから「お金の問題ではない」と断られたこともあった。

 ただ、今週に入ってエムバペの母ファイザ・ラマリさんらが、カタール・ドーハ入りして残留交渉を行い、パリSGが好感触を得たとの報道もある。

 そんな中、エムバペ本人の意思はというと、欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制覇するための堅実で首尾一貫したプロジェクトを求めているという。Rマドリードなら、チームの若返りが必要だと考え、チームのプランニングが十分であるかどうかを確かめたいとのことだ。それだけにノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(21=ドルトムント)をRマドリードが獲得できたならば、エムバペ獲りにもプラスに働くとした。

 また、Rマドリード入りの懸念材料として肖像権の問題も挙げた。エムバペ側は、権利の100%を要求しているが、Rマドリードは半々が通例で、一部にもっと高い割合の選手もいるという状況だ。エムバペ自身が、イメージにそぐわないプロモーション活動を拒否できるようにするためで、大物弁護士であるデルフィーヌ・フェルハイデン氏と組む大きな理由でもある。

 ラマリさんは来週にスペイン・マドリードでクラブ側と話し合いを持つという。そこでまた何らかの動きがあるかもしれない。エムバペ本人は最終的な決断に至っていないというが、Rマドリードの加入への手応えは揺るぎない。シーズン終了後になると見られる正式発表は、既定路線通り