岸田文雄首相(64)は18日、党本部で開かれた役員会に出席して、夏の参院選に向けて異例の「戦略策定本部」設置を決めた。
これは山形選挙区で独自の候補者擁立を見送る構えの岸田執行部に党内から強い異論が出たため、党として強い結束を確保する狙いがあり、初めての試みだという。
メンバーは岸田総理総裁、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長ら10人で構成され、初会合は25日に開く予定だ。通常国会閉会後は、通例の選対本部に移行するという。
岸田首相は役員会で「国会閉会までの間も公約策定、選挙対策、組織・団体対策、広報戦略などを総合的、有機的に進めていくために行いたい」と語った。
岸田執行部をめぐっては、茂木幹事長と高市早苗政調会長の関係が「悪化した」と伝わり、参院選後の9月に行われる党役員人事で「政調会長を外されるのではないか」(自民党議員)と不穏な空気が立ち込めるなど有権者と無関係な複雑な〝お家事情〟を露呈していた。
「自民党支持率、内閣支持率は野党に勢いがないことから堅調です。しかし、選挙はなまもので何が起こるか予想がつきません。岸田首相に求める党内の空気は『聞く力』より『政策実現の力』なんです」と自民党議員は語った。












