先発ローテ定着を狙う中日・福谷浩司投手(31)が〝脳科学〟を投球に取り入れている。
17日の広島戦(マツダ)で今季初勝利を目指して2度目の先発マウンドに立つが「打たれることはある程度仕方ない。気持ちでは負けないように最少失点で行けたら」と腕をぶす。
最近、はまっている本が神経科学と脳科学を用いた「無(最高の状態)」だ。著者のサイエンスライター・鈴木祐氏(45)は16歳のころから1年間に5000本もの科学論文を読破し、現在は10万本を超えて「日本一の文献オタク」を自称している。
この本に興味を持った理由について福谷は「〝無〟になるというところは自分でも課題の一つ。そうやって投げているときのフォームは何だかんだうまくいっているなと思ったので。マウンドに上がったときに変なことを背負い込まないように無心で集中して投げられれば」と説明する。
前回6日のヤクルト戦(神宮)では6回5安打2失点の力投も打線の援護なく、黒星を喫した。その登板前に購入し、まだ読破していないが〝無心〟の投球について「まあまあぼちぼちできた部分はある。今季初登板にしては変な緊張感はなかったのでそこはうまくできたところだが、登板しながらずっとイライラしていたので、そこらへんはまだまだだなと。今後の課題ですね」と振り返る。
9年目の昨季は自身初の開幕投手を務めたが、後半戦の8月末に打球を受けて右足親指を骨折して離脱。結局、5勝10敗、防御率4・53と不本意な成績でそのままシーズンを終えた。それだけに〝無心〟の境地を極めて先発陣の一角を奪い取り、今季こそは1年間ローテーションを守り切るつもりだ。












