F1チームのハースが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けてスポンサー契約を破棄した同国の肥料メーカー大手ウラルカリ社と〝訴訟合戦〟になっている。
ハースはウクライナ侵攻に対する制裁としてロシア勢の排除を決定し、所属していたロシア人ドライバーのニキータ・マゼピンを解雇し、スポンサーでマゼピンの父親が重役を務めるウラルカリ社との契約も解除した。
その後、ハースとウラルカリ社との間で泥沼の訴訟合戦が展開されている。ロシアメディア「スポーツkp」は「ウラルカリはスポンサー料の1200万ユーロ(約16億3000万円)の返還を求めたが、ハースは支払うことを拒否した」と報道。
ハース側は「法学者と判例法の一致した見解によれば、相手方の違反により契約を終了した当事者は、契約に基づいてすでに受け取ったものを当事者に返還する義務はない。1200万ユーロの支払額の返還を求めるウラルカリの主張は根拠がなく、却下された」と支払いに応じない方針を表明した。
さらにハース側は、ウクライナ侵攻によってイメージ失墜が避けられず契約解除となったことはウラルカリ社の違反にあたり、800万ユーロ(約10億9000万円)を支払うよう〝逆提訴〟に踏み切った。
両者の主張は平行線をたどっており、事態は泥沼の様相を呈している。












