【アリゾナ州テンピ発】エンゼルスの大谷翔平投手(27)は17日(日本時間18日)に実戦形式のライブBPで今キャンプで初めて投手と対戦した。相手は新加入の先発右腕ノア・シンダーガード(29)とマイナー契約の救援右腕AJ・ラモス(35)。5打席立ち、快音は聞かれなかったがシンダーガードとの“エース対決”では直球を詰まらせながら中前に運んだ。18日(同19日)からオープン戦が始まるが、打者・大谷の出場は2戦目以降。実戦マウンドは21日(同22日)の予定だ。

 いきなりシンダーガードとの夢対決が実現した。ライブBPは球筋やストライクゾーンの確認など投手主体のメニュー。それでも何ともいえない緊張感が18・44メートルの投本間に張り詰めた。

 シンダーガードは198センチの長身から160キロ前後の速球を投げ下ろす剛球右腕。メッツ時代に3度2桁勝利をマークしている。2020年3月に右ヒジを手術、昨季は9月下旬から2試合登板した。オフにメッツからFAになり、11月16日にエンゼルスと年俸2100万ドル(約24億9000万円)で単年契約を結んだ。今季は実質復帰1年目だが、大谷とWエースとして期待されている。

 第1打席は4球連続で見逃し、5球目を逆方向に運ぶも左飛。第2打席は初球の変化球を空振りし、2球目の直球を振り切るも一塁ゴロだった。
 3、4打席はAJ・ラモスと対戦したが、10球全て見送った。打席を終えた大谷が水原通訳に「すごく不思議な曲がりをする」と感心したように話す場面もあった。

 再びシンダーガードと相対した第5打席は直球で内角を厳しく突かれて後ろへたじろがされるも3球連続ボール。4球目はバットが空を切った。5球目の直球を詰まりながら中前へ運んだ。かなり衝撃があったようで「あ~っ」と声が出た。

 この日、野手と登板予定のない投手らは本球場のディアボロ・スタジアムでの練習となったが、。PR(試合間に流れる動画)撮影が入っていた大谷はマイナー施設で別メニューで調整した。フリー打撃はスタッシ、スズキと同組で行い、20スイング中、中堅方向へ柵越え3本だった。

 気になるオープン戦出場だが、実戦初登板は21日に決まった。本拠地でロイヤルズとのオープン戦が組まれているが、マイナーリーグとの練習試合になる可能性もある。

 DHでの出場は打撃練習前に水原通訳を交えてマドン監督と話し合った。オープン戦初戦となる18日の敵地でのアスレチックス戦はメンバーから外れ、19日(同20日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦になりそうだ。背番号17がアリゾナで躍動する日が待ち遠しい。