岸田文雄首相(64)は明後日(13日)の自民党大会に向け、今夏の参議院選挙での協力体制が揺らいた公明党との〝すきま風〟を埋めた。

 自民党の茂木敏充、公明党の石井啓一両幹事長は11日、国会内で参院選の選挙協力をめぐり国会内で会談し、それぞれの公認候補を相互に推薦する方向で合意した。

 自民党は今後、改選数3以上の「複数区」のうち、兵庫など5選挙区で公明候補を推薦。この5選挙区と東京、大阪を除く計38選挙区は、公明党による自民候補の推薦に向け、地方組織間の個別協議を急ぐという。

 岸田首相と公明党の山口那津男代表は10日に首相官邸で会談した際、「両党の間に隙間は許されない」として、これまで以上に緊密に連携していくことを確認したと強調していた。

 両党は参院選の選挙協力をめぐり候補者調整が難航していた。

「公明党は昨年末まで兵庫などの5選挙区で推薦方針を決めるように自民党に求めていました。しかし、自民党が応じなかった。これに公明党が猛反発して支持母体の創価学会は、支援する候補者は『人物本位』で決める方針を示すなどギクシャクした関係でした。両党トップ会談で両党との溝が埋まりました」(自民党関係者)

 自民党大会では山口代表が来賓と出席する予定だという。