天国の〝父〟に報告だ。カーリング女子日本代表ロコ・ソラーレ(LS)で北京五輪銀メダルの吉田知那美(30)が8日、自身のインスタグラムのストーリーズを更新。LSが本拠地を置く北海道常呂町(現・北見市)で競技の魅力を発信した故・小栗祐治さんの遺影に「メダルをかけた」とつづった。

 小学2年のときに小栗さんの誘いでカーリングを始めた吉田知は写真付きで「7才のときにおじさんにスカウトされて気づいたら23年も無我夢中」(原文まま、以下同)とに投稿。自身を「とんでもなく熱しやすく冷めやすい性格」と明かし「ピアノ、日本舞踊、英語、お習字、よさこい スピードスケート、水泳、サックス、たくさんやらせてもらったけど結局長くても中学生までしか続かなかった」と振り返る。

 それでも「カーリングだけ続いてる」。ただ、本人の中では「でも、カーリングが個人競技だったらきっと辞めてた。笑」と、仲間と時間を共有するチーム競技だからこそ〝無我夢中〟になっているようだ。

 小栗さんは常呂カーリング協会の初代会長を務め、元世界王者でカナダ出身のウォーリー・ウルスリアックさんが伝えたカーリングの魅力を発信。競技普及に尽力し、LSの本橋麻里代表理事も感謝を込めて「小栗コーチはバケモノです」と話していたほどだ。

「おじさん、私たち日本初の世界シニアチャンピオンも目指してるよ」とのコメントで締めた吉田知。悲願の頂点に向けた挑戦はまだまだ続く。