悔しさを力に変えた。競泳の国際大会日本代表選手選考会初日(2日、東京辰巳国際水泳場)、女子100メートル平泳ぎ決勝が行われ、青木玲緒樹(27=ミズノ)日本新記録となる1分5秒19で優勝。世界選手権(6月、ブダペスト)の派遣標準記録(1分6秒64)も突破し、満面の笑みがこぼれた。

 昨夏の東京五輪では無念の予選敗退。「夏の五輪が終わって、なかなか水泳に対して前向きになれずにすごい苦しかった」と引退の2文字が頭をよぎったものの、平井伯昌コーチやチームメートのサポートもあり、現役続行を決断した。

 レース前は「この試合を迎えるまでは派遣標準(の突破)は厳しいと思っていた」というが「予選の手応え的に狙える位置にきて、集中力も決勝に向けて上がってきた」。決勝では序盤から伸びのある泳ぎを披露し「まさかここまで行くと思っていなかったのでびっくり。みんなの支えがあり、このタイムが出た」と声を弾ませた。

 この日のタイムは、東京五輪の銀メダル相当。世界選手権での表彰台も視界に入ってきた。「このタイムまできたので、4秒台を目指して頑張りたい。今年はメダルを取れるように頑張りたい」と意気込んだ。