ウクライナとの連帯を示すためとして、東京都は2月28日から、東京都庁第一本庁舎を同国の国旗である青と黄色にライトアップしている。1日も多くの人が都庁を見上げ、写真を撮るなどしていたが、このライトアップをめぐって論争が起きている。

 地域政党「自由を守る会」代表の上田令子都議はツイッターで「これで都のサーバーも親ロシア派のサイバーテロの対象になるでしょう」と指摘。取材に上田氏は「ハッカーに狙われたらと懸念しています。小池百合子知事が自宅の“エコだハウス”をライトアップするのなら構いませんが、都庁は小池氏の私物ではありません。何を根拠に行ったのか。都民の許可は得たのか。(都の)政策企画局には抗議をしました」と訴えた。

 ほかにもホリエモンこと堀江貴文氏は「クソ人気取りだな」「ちなみにこのライトアップ都民の税金が原資っす」と批判のツイートを連投するなど、ライトアップは話題になってもいた。

 これに対し、ライトアップ実現に向けて働きかけた「都民ファーストの会」の尾島紘平都議は「ロシアへの抗議ではなく、ウクライナへの連帯を示す意味でやっていることです。ライトアップを見た人が平和に思いをはせ、ウクライナに共感して戦争反対と思ってくれたらいい」と意図を説明した。

 そのうえで「標的になるというのは話が飛躍していないか。フランスのテロのときも都庁のライトアップをしていましたが、テロの標的にはなっていない」と話した。これは2015年にパリでテロが起きた際、都庁が青・白・赤のトリコロールカラーにライトアップされたことを指している。

 いずれにせよロシアの動向に注意が必要なのは間違いない。