俺こそスターだ。ノアのハレンチ王・杉浦貴(49)が、反体制派軍団「金剛」を率いる拳王(34)に痛烈なメッセージを放った。杉浦軍を「会社の犬」と酷評してきた怨敵に対し、独自の理論で猛反論。開催中のリーグ戦「N―1 VICTORY」で拳王が優勝決定戦(9月16日、エディオンアリーナ大阪第1競技場)に出場できなかった場合を想定して、強烈な要求を突きつけた。

 拳王に向けた杉浦の言葉は辛辣だった。「心底半分、青い。なぜ会社の犬って呼ばれて俺が納得してるか、お前には分からねえだろ。例えばジャニーズ事務所に所属している人間はジャニー(喜多川)さん(故人)に認められなきゃトップに立てねえんだよ。その理論は永遠に理解できねえだろうけどな」

 拳王は新生ノアのオーナーであるリデットエンターテインメント社と、N―1参戦を回避したGHCヘビー級王者・清宮海斗(23)を糾弾するが、29歳まで国防に身をささげた杉浦の組織論からすれば、単なる若気の至りにしか見えないという。その言葉通りに金剛からは、小峠篤司(33)が離脱。一方の杉浦軍は“マット界随一の偏屈者”鈴木秀樹(39)、“IQレスラー”桜庭和志(50)ら大物が続々と加入し、犬軍団どころかスター軍団へと変貌を遂げている。

 しかも杉浦家の愛犬、豆柴のケンタ君(♂10か月)の顔をプリントした軍団Tシャツはあっという間に完売。今シリーズで3タイプ目となる人気を呼んでいる。「フフフ。本当のスターをファンは分かっているのだよ。会社に因縁つけてる間に、俺はSMAPや嵐のような国民的スターになってやる。お前は一生、地下アイドルのままで終われ」と気勢を上げたが、さすがにそれは言い過ぎだ。

 さらには拳王がBブロックを突破できず、優勝決定戦に出場できない場合は「ユー、犬王(けんおう)に改名しちゃいなよ」と屈辱的要求を逆提案。自身はAブロックの天王山となる9月7日横浜ラジアントホール大会の丸藤正道(39)戦へ向けて「コンディションをどう持っていくかだな」と語り、早くも優勝を視界にとらえた。

 最後は「そういえば清宮君がチャンピオンになった時は小型スピーカーをプレゼントしたらしいですね。僕の49歳の誕生日には何も届かなかったけど、優勝したら何をくれるのかな?」。驚異の諜報力と嫉妬心をチラつかせながら姿を消した。