銀メダルに輝いた北京五輪カーリング女子日本代表ロコ・ソラーレ(LS)のサード・吉田知那美(30)の笑顔の裏に隠された思いとは――。
チーム一のコミュニケーション能力を誇る吉田知は、スキップ・藤沢五月(30)らメンバーのメンタル面などをサポート。カーリング関係者からも「否定的なことは言わず、明るい声でチームをまとめている」との声が相次ぐなど、常に笑顔をふりまいてきた。今大会も「そだねー」だけでなく「ないすー」の声掛けが話題となったほどだ。
しかし、笑顔を貫くのも簡単なことではない。メダリスト会見では「私たちがどう映っているかはプレーをしているのでわからないですが」と前置きした上で「苦しい舞台、大変な舞台で苦しそうな顔、つらそうな顔をするのは誰にでもできると思う。(苦しい中でも)楽しむにはたぶん覚悟がいる。それだけはこのチームでカーリングをし続ける上で大切にしていきたい」と胸の内を明かした。
銅メダルに輝いた平昌五輪後の4年間は、決して順風満帆な道のりを歩んできたわけではない。それでも今大会を通じて改めて感じたことがある。
「勝つため、強くなるためにいろんな努力をやってきてはいるが、なんで私たちがカーリングをやっているのかという根底のところ、このチームが好きだからという根底を忘れてはいけない。まず一番に私たちが氷の上で楽しむことを絶対に忘れてはいけない」
感情を素直に出すのが魅力の1つ。原点を思い出したLSは、まだまだ進化し続ける。












