北京五輪で初の決勝進出を決めたカーリング女子日本代表ロコ・ソラーレ(LS)のサード・吉田知那美(30)は〝好奇心〟が旺盛だ。
思い立ったらすぐ行動――。これが吉田知の特徴と言えるだろう。基本的に人見知りはなく、誰とでもコミュニケーションがとれる。海外の選手と話すために、英語を学んだ。
高校時代にはスイスの名スキップとして知られるミリアム・オットに手紙を送ったことも。カーリングのレベルアップにつながることは何でも取り入れてきた。その行動力は本橋麻里代表理事も「いろんなところにアンテナを張ってチームのために、1つ勝つためには、どういうことをしたらいいのかというのをずっと考えている」と絶賛する。
観察力もチーム随一。サードとしてスキップ・藤沢五月の変化にもいち早く気づく。男子の全日本王者・コンサドーレのリード・阿部晋也は「やっぱりスキップって1人だけ離れたポジションにいるので、結構孤独だったりするのですが、そこら辺を盛り上げられるのも彼女の能力だと思います。常にポジティブに声をかけていると思うので、藤沢選手もすごく助かっているんじゃないかなと思います」と好印象を口にした。
チームワークを武器とするLSの中で、吉田知の声掛けは大きなプラス。語彙力にも定評があり、準決勝のスイス戦(18日)後には「何も言えねえ。琴美ちゃんを手ぶらで帰すわけにはいかなかった」と名言を残すなど、チームだけでなく、カーリング界全体を盛り上げる工夫も施すのが吉田知だ。
4年前は客席から眺めていた決勝の舞台。夢だった場所に足を踏み入れ、新たな歴史を刻む。












