最も頂点に近い男の五輪が始まった。北京五輪のスキージャンプ男子ノーマルヒル予選(5日、国家スキージャンプセンター、ヒルサイズ=HS106メートル)、金メダル候補の小林陵侑(25=土屋ホーム)が99メートルを飛び、114・4点の4位で6日の決勝に進出した。

 上々のスタートだ。2大会連続で大舞台に立った小林陵は今季、W杯のジャンプ週間で3季ぶりに総合優勝を果たし、好調をキープしたまま現地入り。この日はK点(95メートル)越えのジャンプを披露し、状態のよさを感じさせた。

 予選後は本人も「動きが昨日からよかったので、すごくいいジャンプができたかな」と納得の表情。風の影響については「どっちにしろ自分のいいジャンプを出すしかない。風は当たり外れ激しいですけど、(決勝も)そんなに考えずいいパフォーマンスができれば」と気にせず、本来の実力を発揮するつもりだ。

 前日の開会式は競技が控えていたため欠席。一方、自身は「出たかったですね」と残念そうだったが、〝本業〟で納得の結果を残すことが最優先。小林陵は「昨日からグンとよくなったので、この調子で明日もグンとよくなったらいいな(笑い)」と冗談交じりで意気込みを語った。