フィギュアスケート男子日本代表の羽生結弦(27=ANA)の〝師匠〟として知られるブライアン・オーサーコーチ(60)が、北京五輪では韓国選手団の一員として参加することになり、韓国メディアが大々的に報じている。

 オーサーコーチは羽生を始め多くの有力選手を抱えているが、韓国メディア「OSEN」は「〝キム・ヨナの教師〟であるオーサーが、日本ではなく韓国を選択した」と報道。大韓スケート連盟の関係者が2日に「オーサーコーチに指導者エントリー登録について尋ねたところ、彼は日本ではなく韓国選手団の一員としてオリンピックに参加したいという意思を伝えてきた」と明かしたという。

 オーサーコーチは2010年バンクーバー五輪金メダリストのヨナさんのほか、今大会は韓国で人気が急上昇している車俊煥(チャ・ジュンファン)を指導。羽生の指導も行っているが「オーサーコーチは韓国指導者の役職を選んだ」と同メディアは指摘。「キム・ヨナを指導し、彼女を表彰台の最も高い所に立たせるように大きな力を貸した。韓国ファンには慣れ親しんだ存在だ」と〝韓国のコーチ〟であることを強調している。

「MHNスポーツ」などにも「オーサーコーチが日本ではなく韓国を選んだ」と大きく報じられており、名指導者が韓国チームの一員となったことでメダル争いの大きな援軍になると期待を寄せている。

 オーサーコーチの意図は定かではないが、日韓の間で綱引きが展開された名指導者が韓国代表の選手団に入ることは波紋を呼びそうだ。