体操ニッポンに世代交代の波が押し寄せている。

 10月の世界選手権(ドイツ・シュツットガルト)の最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権(群馬・高崎アリーナ)は23日、男女各種目の決勝戦が行われ、男子はすでに代表が決まっていた谷川翔(20=順大)、谷川航(22=セントラルスポーツ)、萱和磨(22=ともにセントラルスポーツ)に加え、新たに橋本大輝(17=市船橋高)と神本雄也(24=コナミスポーツ)が代表に決定した。

 今大会欠場の五輪個人総合2連覇の絶対エース・内村航平(30=リンガーハット)は代表漏れとなっており、リオ五輪団体金メダルの白井健三(22=日体大大学院)の代表入りもこの日に消滅。リオ五輪メンバーが不在となってしまった。

 女子は寺本明日香(23=ミキハウス)、畠田瞳(18=セントラルスポーツ)、杉原愛子(19=武庫川女大)、梶田凪(18=中京大)の他に松村朱里(18=ジム・ネット体操教室)が新たに選出。すでに代表入りが消滅している昨年の世界選手権銀メダリスト・村上茉愛(22=日体大クラブ)は跳馬で貫禄のVを飾ったが、試合後は「やっぱり悔しい気持ちがあった。自分の目の前で代表選手が決まるのを見て、表彰式はきつかった」と棄権したNHK杯に続いてまたも涙を流した。

 一方、白井は「あまりショックではない」とサバサバ。「村上茉愛や航平さんとか周りに同じ境遇の人が多くて。来年、出直せばいいんだって逆にみんなで盛り上げながらやっている」と前向きに語った。

 日本体操界を引っ張ってきた3人は世代交代の流れに逆らい、体操人生をかけて来年の東京五輪へ巻き返しを図る。