立憲民主党は今年夏の参院選比例代表に、元衆院議員の辻元清美前副代表(61)を擁立する方針を固めた。党関係者が23日、明らかにした。昨年の衆院選で大阪10区から立候補したが、落選した。

 辻元氏は1996年衆院選で社民党から立候補し初当選。旧民主党政権で首相補佐官、立民で副代表などを歴任した。党内有数のリベラル系論客として知られる。
 衆院選の小選挙区で落選し、比例代表でも復活ならず。それが参院選比例代表で出馬するというから驚きだ。

 参院選比例代表は非拘束名簿式なので、当選順位を付けない候補者名簿を提出し、有権者は政党名か候補者名を投票。開票時には政党名と候補者個人の得票が合算され、得票数の多い候補者から順に当選するシステムだ。

 永田町関係者は「知名度が高い個人がたくさん票を取ると党の議席数は増える。票が見込める辻元氏が何人分かの議席を獲得できるかもしれない。辻元氏は当落ギリギリの議員に感謝される。もし次の衆院選に出ても、参院の議席は党が引き継げる」と指摘する。

 一方、立民にとっての大票田である連合について懸念があるという。立民は先の衆院選で共産党と共闘し、マスコミは「野党共闘」と書き立て、自民党の麻生太郎副総裁は「立憲共産党」と表現した。

 しかし、立民議員秘書は「連合は参院選に向けて支援政党を明記せず、共産党と連携する候補者を支援しない方針を決めたので、党としては頭を痛めています」と明かす。

 これまで旧民主党の流れをくむ政党を支援してきた連合だが、執行部が変わって、野党共闘を拒否したわけだ。

 辻元氏は「共産党と連携しない」と言えるのか…。