日本サッカー協会の田嶋幸三会長が、新型コロナウイルスのオミクロン株の脅威が高まる中でW杯アジア最終予選のホーム2連戦開催の可否について見解を示した。

 オミクロン株の感染が拡大する中、協会は19日に天皇杯決勝を国立で開催し、6万人近い大観衆が集まった。21日に取材に応じた田嶋会長は「昨年からずっと積み上げてきたものを参考にして、お客さんをどう入れるかをずっとサッカー界でやってきて、天皇杯の決勝をフルの観客でできたことに本当に感謝したい」と語ったうえで試合後の状況について「トラブルがあったとか、後に発熱があったとかいう情報は今のところ一切来ていない」と現時点で感染が疑われる事例がないことを強調した。

 来年は年明け早々に1月27日に中国戦、2月1日にサウジアラビア戦(ともに埼玉)と日本代表の最終予選でホーム2連戦を予定。オミクロン株の感染状況が懸念されるが「サポーターの方たちが来てくれる環境、日本でやれる環境をしっかりとつくりたい。埼玉スタジアムでやれれば本当にありがたい」と天皇杯同様に満員の観客を入れての開催に強い意欲を見せた。「すべてのリスクは考えないといけないが、中立(国)でやればみんな解決というとそうではない。いろんなことは想定しているが、日本で開催できるように我々は進めていきたい」と重ねて訴えた。

 ただ、感染状況次第では来年に入って引き続き政府が厳格な措置を取る可能性もある。

「国としてどういうふうにコントロールしていくのかは、みなさん死にもの狂いでやっているので尊重したい。岸田総理がおっしゃっていたとおり、年明けまでにそれを出されるということだから。我々の気持ちはどこかでお伝えするにしても、これは日本国全体の日本人の命を守ることにつながっているので。今はとにかく静観して、自分たちも(感染を)広げないようにサッカー界でやっていかないといけない」と政府の方針に従う方針を示した。

 森保ジャパンの命運はオミクロン株の状況に大きく左右されることになりそうだ。