夢は大きく――。東京五輪柔道男子60キロ級金メダルの高藤直寿(28=パーク24)がコロナ禍の中で家族を第一に考え前向きに活動した父親に贈られる「スーパーダディアワード2021」を受賞。16日の授賞式では「柔道以外で家庭の中でのパパっていう立場でこういう賞をいただけることを妻も喜んでくれた」と笑顔を見せた。
常日頃から感謝の言葉を口にする家族の存在を「やはり一緒にいて幸せをいただけるし、自分が守っていきたい唯一無二の絆がある」と表現する高藤は、東京五輪で日本勢金メダル第1号に輝き、世間から一躍脚光を浴びた。しかし「競技は競技。家では普通の父親です」と家事を率先して手伝うなど、これまで通り過ごしているという。
当然、家族と過ごす中で夫婦喧嘩が勃発することもある。だが、高藤は「僕は絶対に引きます。口喧嘩では勝てないですよね」と苦笑いを浮かべながらも「妻は子育てでたくさん悩んで、いろいろ考えて子育てしてくれている。到底及ばないし、勉強させてもらっています」とコメント。妻をリスペクトする気持ちがあるからこそ、常に支えいながら生活をともにしている。
今回の授賞式では主催者側からトロフィーが贈呈された。「柔道以外で(トロフィーを)もらえて成長したなと思う」と声を弾ませたことから、報道陣が「次は柔道以外だったら何の賞が欲しいですか?」と問うと「ノーベル平和賞ですかね。やっぱり目標は高く」と高らかに宣言し、笑いを誘った。
すでに本職の柔道でも来季に向かって練習を再開しており「目の前の試合を一つひとつ1回も負けずにいきたい。周りから『いつまでいるの』と言われるようになりたい」と気合は十分。かつて本紙に「柔道の面白さっていうのを本当に幅広い方に見ていただきたいです」と意気込んでいた高藤がさまざまな形で柔道家の魅力を発信していく。












