和田阪神が中畑DeNAにブチ切れた。24日の試合で3点を追う9回に先頭打者の上本が、DeNAのルーキー守護神・山崎康から頭部死球。これに虎サイドは怒った。グラウンドに飛び出した和田豊監督(52)は相手捕手・嶺井に激高し、中畑監督にも詰め寄るなど大エキサイト。グラウンドに倒れたままの上本を横目にホームベース付近で両軍がもみあう乱闘騒ぎとなった。

 伏線は、このDeNA3連戦初戦の22日にゴメスと上本が死球をくらったこと。特に上本の場合は、その時も頭部ギリギリの肩口への球だっただけに、指揮官らは黙っていられなかった。

 山崎康は危険球退場。阪神打線はそこから1点を返したものの、6―8で敗れて5位転落と何ともむなしい結果に終わった。だが、DeNAへの怒りは収まらない。試合後、中畑監督と川村投手コーチが阪神ロッカールームを訪れ、上本への死球を謝罪し、表向きは“終結”となったが、和田監督は「いくつもぶつけられているからね」と厳しい表情で話し、平田ヘッドコーチも「わざととは思わんけど、続けてだから…」。あるコーチは「『すいません』じゃないよ、全く! ふざけるな!だよ。何回も当てられてるんだ!」と声を荒らげ、別のコーチは「(DeNAには)こっちもぶつけるくらいのつもりでいかないとダメだ!」と言い放ったほどだ。

 試合後に救急車で搬送された上本は病院で異常なしと診断され「大丈夫です」と話した。球団関係者からは「監督がああいう闘志を先頭に立って見せてくれたことは良かった」との声も出た阪神だが、次回のDeNA戦(6月26日から3連戦、甲子園)は遺恨戦としても注目されそうだ。