米スポーツ専門局ESPNの看板記者、ジェフ・パッサン氏は同局の人気番組「GET UP」に出演し、ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第3戦で再び、歴史的な活躍をしたドジャースの大谷翔平投手(31)を絶賛した。米メディア「ヤードバーカー」が28日(日本時間29日)に報じた。

 大谷はWS第3戦で4打数4安打3打点、2本塁打。さらに4敬遠1四球で9打席9出塁はポストシーズン(PS)初だ。1試合4長打はWSでは1906年のフランク・イスベル以来、119年ぶり2人目。さらに史上初のPS3度のマルチ本塁打など記録ラッシュだった。

 これを受け、パッサン記者は「彼を野球史上最も才能のある選手と呼ぶなら、それは間違いないでしょう」と断言するとこう続けた。「彼を史上最高の野球選手と呼ぶなら、それは十分説得力のある議論です。しかし、大谷翔平の素晴らしいところは、できないと思った時に、それを見事にやってのけるところにあります」

 大谷とパッサン記者の因縁は有名だ。メジャー1年目の開幕前に「大谷はまだメジャーレベルではないとスカウトが評している。打撃に関しては高校生レベル」と酷評。しかし、2勝目を挙げた直後に、潔く「拝啓 ショウヘイ様‥ごめんなさい、私が完全に間違っていました」と題した記事を執筆。“公開謝罪”と話題になった。潜在能力を誰よりも認めている。

「彼には限界というものが存在しない。大谷翔平の素晴らしいところは、こういう大事な場面で力を発揮することだ」
 エンゼルス時代は大谷をPSで見ることはできなかっただけにドジャースでの活躍はパッサン記者にとっても感慨深いようだ。

「彼が在籍していたエンゼルスではプレーオフに一度も出場できなかったので、その姿は見られなかった。しかし、ドジャースでのわずか2年間で、彼が球団、MLB、そして自身のキャリアにレガシーとして残した足跡は計り知れない」
 世界一連覇まであと2勝。次はどんな歴史的偉業で驚かせてくれるのか。楽しみだ。