ドジャースのブルペンがワールドシリーズ(WS)開幕戦(24日=日本時間25日)を前に、にわかに騒がしくなってきた。
ナ・リーグ優勝決定シリーズまでのポストシーズン(PS)を終えて9勝1敗。その要因には先発投手陣の安定や佐々木朗希投手(23)の台頭が挙げられる。移籍1年目の今季は先発で結果を残せず、右肩の故障で長期離脱も経験したが、救援陣に不安を抱えるチーム事情から最終盤でリリーフに配置転換。これがPSに入ってバッチリとハマり、7試合の登板で3セーブを記録し、防御率1・13と抜群の安定感を見せている。
そして今や登板時にはドジャー・スタジアムのファンから「ロウキ」コールが沸き起こるほど。救世主として認知されている一方、ここにきて〝元守護神〟タナー・スコット投手(31)の復帰が現実味を帯びてきている。
左腕は下半身にできた膿瘍を切除する手術を受け、最終登板は9月26日(同27日)のマリナーズ戦。回復の兆しを見せ、デーブ・ロバーツ監督(53)は21日(同22日)、スコットをWSのロースターに加えるかについて「1枠を協議中」と話した。
このままの流れで復帰となればどうなるのか。米メディア「スポーティングニュース」は、指揮官の発言前から「佐々木朗希の役割を複雑化させる」と懸念。「スコットが復帰すればクローザーの役割が興味深い展開となる可能性がある。PSでは新人の佐々木朗希がポジションを確立しているためだ。スコットは以前とは異なる役割を受け入れる必要が生じるかもしれない」とし「ドジャースがブルペンの構成をどう決めるかによって、スコットと佐々木の双方にとって異例の状況が生まれかねない。スコットがロースターに加わる場合、球団は慎重にマネジメントするだろう」と伝えていた。
今季のスコットはチーム最多の23セーブを挙げた一方、全30球団で最悪となる10度のセーブ失敗も記録した。米メディアからはすでに〝不要論〟も展開されていたが、ロバーツ監督の決断は――。











