メッツがヤンキースにやり返した。17日(日本時間18日)の〝サブウェイシリーズ〟第2ラウンドは1点をめぐる攻防となり、2―2で迎えた9回、一死満塁からリンドアの中犠飛で勝ち越し、3―2で競り勝った。リンドアは「相手は守備も投球も打撃も走塁も素晴らしいチーム。ああいうチームに勝つには多くのことを正しくしなければならない。今日がいい例だった」と地元メディアに話した。投手陣は先発のキャニングが6回途中2失点と粘り、好調のジャッジを5打数無安打、3三振と完ぺきに封じてみせた。

 前日と同様にヤンキースをソデにしてメッツに移籍したフアン・ソトに激しいブーイングが浴びせられた。ヤンキース先発のクラーク・シュミットはソトの打席の際に「普段は騒音をうまく遮断できているが、彼が打席に立った時はピッチコムの音量を上げないと聞こえない時があった」とこぼしたほどだ。

 それでもメッツはこの異様な雰囲気を楽しんだ。リンドアは「ご存じの通り、彼らのファンも僕らのファンもこの試合にエネルギーをもたらしてくれた。これまで私がプレーしたサブウェイシリーズの中でもっとも大きな音量だった」と苦笑いし、2安打1打点のアロンソは「最高だよ。おそらくポストシーズンでは史上最高の対戦になるだろう。ホームゲームが7試合あることになるし、JFK空港の渋滞に悩まされることもない」と早くもプレーオフに思いをはせる。

 メンドーサ監督も「これぞメジャーの試合、メジャーの対決。その投球、そのプレーも白熱した。スーパースターを多数擁するチームを観戦するためにおカネを払う価値があるんだ」と熱狂ぶりに満足そうな表情。この日は4打数1安打に終わったソトだが、3戦目にブーイングを吹き飛ばす一発が見られるか。