ソフトバンクは27日の楽天戦(楽天モバイル)で延長11回の末、2―3のサヨナラ負けを喫した。9回に柳町の2号ソロで追いついたが、8番手・津森が痛打を浴びて2連敗でカード負け越しとなった。
3、4月はこれで9勝13敗2分け。2試合を残して小久保裕紀監督(53)の政権下では初の負け越しが決定した。同期間に負け越したのは2013年以来となった。試合後の小久保監督は開口一番「宗山でやられた感じ。ビッグルーキー」と打っては猛打賞、守っては得点機に好守を連発した相手のドラフト1位新人をたたえ「相手が上でしたね」と敗戦を受け入れるしかなかった。
周東が3戦連続、今宮が2戦連続で欠場。主軸の柳田、近藤が故障離脱する中、相次ぐ主力の不在が響く結果となった。前回の直接対決も本拠地でまさかの3連敗。これで今季の楽天戦は1勝5敗と、いきなり水をあけられる形となった。
リーグ連覇を狙う王者だが、借金4の単独最下位。今季は延長戦を6試合戦って勝ったのは1試合しかない。主力の大量離脱で戦い方が急変し、手駒に窮して勝ち切れない勝負弱さを露呈している。球団内からも「負け方が良くない」との声が上がり、浮上のきっかけをつかめないもどかしさが充満している。
暗くなりがちな状況ではあるが、チーム内にはこんな声もある。
「こんなに負けている感覚があるのに、順位表を見てこんな数字なんだという印象は正直ある。首位とゲーム差が思いのほか開いていない。抜け出すところがなく、お付き合いしてもらっている」
この日終了時点で首位オリックスから最下位ソフトバンクまでが3・5ゲーム差。連覇を目指す鷹にとって、独走態勢を築くライバルが現れなかったことは不幸中の幸いともいえるが…。
29日からは9連戦が控える。耐え忍ぶことで追い風は吹くのか。












