〝赤い彗星〟はやはり、ただ者ではない。レッズのエリー・デラクルーズ内野手(23)が11日(日本時間12日)のロッキーズとのオープン戦で、わずか1球の間に三盗塁、本盗を決めるという信じられないプレーを披露した。

 4回無死一、二塁で二走のデラクルーズは一走とダブルスチールを敢行。デラクルーズを刺すのは困難だと判断した相手捕手は二塁に送球した。スライディングせず三塁に到達したデラクルーズは送球をキャッチした二塁手がヒザをついたのを見逃さず、一気に本塁へ。悠然とホームベースを駆け抜けた。

 1球で2盗塁に成功という離れ業を目の当たりにしたレッズのフランコナ監督は「私は見たことがない」とあ然とするばかり。「彼が三塁を回った時、私は『いや、いや、いや、いや…いいプレーだ』と思った。つまり、あれはあなたが見た中で最も運動能力が高く本能的なプレーだと思う。なんてこった。信じられないほどだった」とうなった。

 デラクルーズは昨季、67盗塁を記録し、ドジャースの大谷翔平投手(30)を抑えてナ・リーグの盗塁王を獲得。25本塁打をマークし、メジャー史上初となるデビュー2年での「30本塁打―100盗塁」を成し遂げた。

 ルーキーイヤーの2023年には1打者の打席の間に二盗、三盗、本盗を成功させる快挙も達成しており、今季も快足ぶりから目が離せない。