阪神・藤川球児監督(44)が6日に大阪市内の東京スポーツ新聞社・関西支社大阪スポーツを表敬訪問。「僕、東スポ大好きなんですよ。他の媒体とは違う部分、角度からチームを見てくれている」と東スポ愛を存分に語り、新年早々から今後の積極的な〝取材協力〟を公約した。

 2020年に現役を引退して以降、東スポサイドから何度となくコメンテーターとしての出演を依頼されていた火の玉指揮官だったが「すでに他の媒体と話がついていたので東スポ記者からの着信は全て無視していました(笑い)」とのこと。とはいえ、歴代の本紙虎番たちとは親交も深く「朝刊スポーツ紙にはない面白みがあるよね。野球を取材しながらも人生観を養えるようなバランスのとれた原稿を書いてくれている」と東スポの編集路線には愛着を抱いているという。

 特にお気に入りなのはツチノコや雪男などのUMA(未確認生物)ネタだという。「最近減ったよね。『尼崎のファーム新球場でツチノコ発見』とか『甲子園の黒土の下から金塊が出た!』みたいなネタをまた書いてよ」とニヤリ。「甲子園上空で宇宙人がUFOから野球観戦みたいなネタはどうでしょうか?」と水を向けてみると「ネタがベタすぎる! もっとヒネりなさい」と本紙記者を手厳しく断罪した。

 何はともあれ、老舗人気球団の顔としてメディアを通じて「本業である野球も、野球以外のメッセージもファンヘ届ける」ことの重要性は、岡田前監督(現オーナー付顧問)をはじめとした歴代の虎指揮官たちから学んできたとのこと。「星野(仙一)さんもゲーム前とゲーム後でコメントを分けていたよね。ゲーム前には二軍の若手選手の育成方針について語って、ゲーム後にはその日の試合に特化した話をするとか。その点は僕も見習いたい。ツチノコネタは? それはオフシーズン限定だな(笑い)」と笑い飛ばした。

 釣り、麻雀、バイクなど多趣味で知られる藤川監督だけに「さまざまな層のファンがいる中、いろいろな角度からアプローチしないとファンの心をつかむことはできない。遊びや余裕って部分は野球だけでなく人生においても大切」と力説。価値観が多様化する時代において「野球だけの記事ではなく、いかに面白くにぎやかに東スポらしく切り込んでくれるか。今の阪神の選手たちにもそんな東スポの路線が伝わればいい」と語った。