【レスリング】結婚しても出産しても… 金メダル・須崎優衣が語った〝最強女子計画〟

2021年08月08日 05時15分

4連覇も夢じゃない!?
4連覇も夢じゃない!?

 レスリング女子50キロ級決勝(7日、幕張メッセ)で、須崎優衣(22=早大)は孫亜楠(中国)を1分36秒、テクニカルフォールで下し、金メダルを獲得した。あまりの強さに、早くも複数連覇は間違いなしと期待されている。本人も、結婚しても出産してもレスリングで世界の頂点を目指す〝最強女子計画〟を恩師に語っていた。

 須崎は「今の自分があるのは自分に関わってくれた、すべての人のおかげ。感謝の気持ちでいっぱいです。夢みたい」と涙を流した。今大会は必殺のアンクルホールドがさく裂し、他を圧倒。終わってみれば全4試合、すべてで6分かからずテクニカルフォールで0失点勝ちだった。

 海外勢にはジュニア時代から無敗街道を突き進む。早大前監督でアトランタ五輪フリー74キロ級銅メダリストの太田拓弥氏(51)は、須崎について「ザ・格闘家ですね」と表現する。「普段は本当に普通の女の子。でもマットに上がると、相手を仕留めようと豹変する。高校生の時、早大に来て大学生と練習した時、そのあまりに真剣な目に驚いた。初めてでしたよ。私が練習中に話しかけられなかった女性選手は」。すでに女子高生の頃から、五輪銅メダリストですら寄せつけぬ闘争オーラで舌を巻いたという。

 まだ22歳。3年後にはすぐパリ五輪がやってくる。この強さなら、川井梨紗子の2連覇、吉田沙保里の3連覇、そして伊調馨の4連覇を目指すことも夢ではない。太田氏はある時、須崎と連覇について会話をした際「でも結婚や、女性は出産の道もあるしね」とつぶやいた。すると須崎は「そうですね。でも、結婚したとしても出産したとして目指します! 海外の選手ではたくさんいますから」と軽快に答えが返ってきたという。

 この強さにこの意欲。女王たちに続く須崎時代到来は間違いなさそうだ。
 

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