女子テニス世界ランキング48位の大坂なおみ(24)が、東レ・パンパシフィック・オープン(東京・有明テニスの森)2連覇に意欲を見せた。

 19日には試合会場で行われた会見に出席。コロナ禍で3年ぶりの開催となり、前回2019年大会で優勝した大坂は「またここで優勝したいという気持ちはある。けれども、1試合ずつを確実に戦っていきたい」と拳を握った。

 5月の全仏オープンで1回戦敗退後、左アキレス腱の負傷で離脱。8月に復帰を果たすも、腰痛の影響もあり全米オープンも1回戦敗退と、4大大会4度優勝の女王が思うような成績を残せていない。元世界1位は48位までランクを落としたが「もちろん、今年はベストなシーズンではない。でも全体的に見ると自分のことを知ることができた年になった」と語った上で「ケガも治ってきたし、シーズンの中では下り坂になることも多かったですが、この状態にこられたことがうれしい」。確実に状態は上向きのようだ。

 大坂が強化してきたのはフォアハンドだ。「最近の試合では出せていなかったので、自分にはいいものがあると信じて打っていきたい」と目を輝かせた。会見前にはジムのランニングマシンで汗を流した後、台風が近づき強風の中、コートで約1時間の入念な調整を行った。コート内では時折コーチ陣と談笑し、終始和やかな空気で練習を終えた。

 練習、会見ともに笑顔を多く見せ、ご機嫌な様子。温かい声援が送られるホームの観客の前で、課題のメンタル面も上向きそうだ。〝元女王〟が今大会で返り咲きを狙う。