テニスの4大大会、ウィンブルドン選手権(27日=日本時間28日、英ロンドン郊外)が開幕し、男子シングルス1回戦で4連覇を狙うノバク・ジョコビッチ(35=セルビア)は権順宇(韓国)を6―3、3―6、6―3、6―4で下した。ウィンブルドンのシングルスは通算80勝目で男女を通じて史上初めて4大大会全てで80勝に到達した。

 ジョコビッチは「相手も質の高いプレーをしていた。勝ててよかった」と、史上初の快挙を喜ぶとともに「このコート(センターコート)は特別なんだ」とし「もう若い選手ではないが、テニスに対する愛情であふれている。いつも最高のテニスを見せようと心掛けている」と語った。

 女子シングルス1回戦で世界ランキング139位の本玉真唯(22=島津製作所)は、同53位のクララ・タウソン(デンマーク)の棄権により2回戦に進んだ。予選を勝ち上がった本玉は4大大会初出場で勝利を挙げた。