日本テニス協会の土橋登志久強化本部長(54)は1日、女子テニス世界ランキング2位の大坂なおみ(23=日清食品)が「うつ」を告白して4大大会「全仏オープン」(パリ)を棄権したことを受け「大坂選手の健康を第一に考えています。一日も早い回復をお祈りしています」とコメントした。

 大坂は大会前に自身のツイッターで「アスリートの心の健康状態が無視されていると感じていた。自分を疑うような人の前には出たくない」と試合後の会見拒否を表明。30日の1回戦勝利後は宣言通り会見に姿を現さず、大会主催者から罰金1万5000ドル(約165万円)を科され、4大大会の出場停止の可能性を示唆されていた。

 この日、大坂は「私は2018年の全米オープン以降、長い間うつに悩まされ、その対処に本当に苦労してきました」と告白し、大会の棄権をSNSで発表した。