【全仏OP】会見拒否の大坂なおみ 初戦快勝後のコート上で「一日一日、前に進む」

2021年05月30日 20時22分

ストレート勝ちで2回戦進出を決めた大坂はファンの声援に応えた(ロイター)

 テニスの4大大会「全仏オープン」(パリ)が30日に開幕し、会見拒否騒動で渦中の女子世界ランキング2位・大坂なおみ(23=日清食品)が1回戦に登場。同63位のパトリチアマリア・ツィグ(26=ルーマニア)を6―4、7―6(7―4)のストレートで下し、2回戦進出を果たした。

 試合前から異様な注目を集めた。大坂は27日にツイッターで「アスリートの心の健康状態が無視されていると感じていた。自分を疑うような人の前には出たくない」と前代未聞の会見拒否を表明。全仏主催者であるフランステニス連盟のジル・モレトン会長が「これはひどい間違い。受け入れられない」と非難するなど大きな波紋を広げていた。

 そんな中、開幕日のセンターコート第1試合(午前11時=日本時間午後6時開始)に姿を見せた大坂は序盤から怒涛の攻撃。第1セットは最初のゲームをキープすると、第2ゲームは7回のデュースで10分以上も要した末にブレークして優位に立つ。ラリーでは角度をつけたフォアのウイナーが光り、相手の第2サーブで狙いすましたリターンエースが決まった。また、第1サーブ得点率は90%を超え、持ち前のビッグサーブで相手の態勢を崩してペースを握った。第9ゲームでブレークされたものの、直後の第10ゲームをブレークバックして最初のセットを奪った。

 第2セットもクレー巧者の相手にヒケを取らず、依然として第1サーブでしっかりポイントを奪う安定感を見せた。ウイナーを決める一方、中盤からややアンフォーストエラーも増えたが、大崩れすることはない。両者サービスゲームをキープしたままタイブレークに突入。5―2とリードした後に2回のミニブレークを許したが、6―4のマッチポイントでは鮮やかなバックのウイナーを決めて勝負を決めた。

 会見拒否を表明した大坂だが、試合後のオンコートインタビューでは「進歩しています。もっと試合をしたら、もっと良くなると思う。一日一日、前に進むつもり」と笑顔で話した。

 なお、試合後の会見を拒否すると最大2万ドル(約218万円)の罰金が科される。

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