【全米オープン】大坂なおみが過去全敗の〝天敵〟撃破でベスト4!「カモン!」の雄たけびも出た

2020年09月09日 10時06分

準決勝進出を決めた大坂なおみ(ロイター=USA TODAY)

【米ニューヨーク8日(日本時間9日)発】テニスの4大大会「全米オープン」の準々決勝で、世界ランキング9位で第4シードの大坂なおみ(22=日清食品)が世界93位のシェルビー・ロジャース(27=米国)に6―3、6―4のストレートで勝利し、ベスト4進出を果たした。

 アーサー・アッシュ・スタジアム(センターコート)のナイトセッション第1試合に登場した大坂。この日も左太ももにテーピングを施していたが、動きは抜群だった。

 過去3戦全敗の相手に対し、第1セットからサーブで圧倒した。第1、3ゲームで3本のサービスエースを叩き込み、自身のサービスゲームをキープ。その一方でラリーで相手に動かされても、強靭な体幹とフットワークで球を拾う。第6ゲームを先にブレークしたが、直後の第7ゲームはリターンエースを食らうなどブレークバック。しかし、第8ゲームはバックのダウンザラインも繰り出してラブゲームでブレーク。第9ゲームでは最速188キロのサービスエースを2本決めてセットを奪った。

 第2セットも先手を取る。第3ゲームで0―30の劣勢からラリーで粘りを見せて先にブレーク。「カモン!」の声も響き渡った。圧巻は第8ゲームだ。強力なサーブで押しつつ、相手のドロップショットに追い付いて逆にパッシングを決めるスーパープレーも飛び出し、ラブゲームでキープした。そして5―4で迎えたサービングフォーザマッチ(キープすれば勝利)の第10ゲーム、きっちりラブゲームで締めくくって完勝した。

 試合後のオンコートインタビューでは「試合前は彼女(ロジャース)の方が有利だと思っていたけど、今日はリベンジできました」と過去全敗の相手を下したことにホッと一息。さらに、大坂は「ずっとポジティブでいられた。これまでの経験が役立っている」と充実感をのぞかせた。気になる左足についても「予防でテーピングしている。悪くならないことを願う」といい、次戦に向けて「ベストを尽くします」と語った。

 準決勝では世界41位のジェニファー・ブラディ(25=米国)と対戦する。2年前の女王はVへ一直線。マジック「2」としている。