まずは「1冠」だ。競泳の日本学生選手権初日(28日、東京辰巳国際水泳場)、女子50メートル自由形決勝は日大の池江璃花子(22=ルネサンス)が25秒09で連覇を果たした。
頼れる女子主将が強さを見せつけた。先頭を譲らずフィニッシュした池江は「緊張で思ったようなレースができなかった」と大会記録(24秒93)に及ばなかったことに悔しさをにじませつつも「最後しっかり勝つことができて、自分の中では自信につながったレースになった」と胸を張った。
「私の大学生はインカレに始まり、インカレに終わるんだな」。こう話す池江は激動の4年間を過ごした。2019年2月に白血病を公表し、日大入学後も闘病生活が続いた。そうした中、医師の許可を得て1年時は客席から応援。「悔しいという気持ちよりもみんなでこの場に集まれることに幸せを感じていた」
大学2年で迎えた20年は50メートル自由形4位、同3年の昨年は同種目を制し、100メートル自由形は2位。「2年は個人で出れたことが誇らしかったし、3年はオリンピックも経験したり、順調に戻っている中で優勝できなかったのがものすごく悔しかった」と、目に涙を浮かべながら振り返った。
そして最後のインカレは「もちろん2冠を目指す」と最終日(31日)の100メートル自由形でも頂点を狙う。「全力を出した結果、2番だったとしてもインカレに関しては全く悔いなく終われるかな」としながらも「やっぱり先輩は強かったなと思ってもらえるようなレースをしたい」と気合十分。リレー種目にも出場予定の主将がチームをけん引する。












