東洋大は24日、東京五輪・パラリンピックで活躍した卒業生および在校生を称える表彰式・報告会をオンラインで開催した。

 表彰式には競泳女子200&400メートル個人メドレー金メダルの大橋悠依(イトマン東進)、陸上男子20キロ競歩銀メダルの池田向希(旭化成)、競泳男子200メートル個人メドレー6位の萩野公介(ブリヂストン)、陸上男子4×100メートルリレー出場の桐生祥秀(日本生命)らが出席。各アスリートは一人ずつ檀上に登場し、安斎隆理事長から賞状を授与された。

 出席者唯一の金メダリストで特別賞を受賞した大橋は2018年国際地域学部卒業。2つの金メダルを首から下げてマイクの前に立つと「本日はこのような場を設けていただき、そして在学中から卒業後も変わらず応援サポートしていただき本当にありがとうございます」と母校へ感謝の意を表した。さらに大橋は「5年前のリオオリンピックの時はここにいらっしゃる萩野選手、桐生選手をはじめたくさんの東洋大の選手をテレビで見ている側でしたが、5年たって表彰していただくことができて非常にうれしく、そして光栄に思います」と感慨深げに語った。

 また、メダルを逃した萩野は「東京オリンピックでは自分が納得する結果ではなかったですけど、全力で泳ぎ切ることができました」と話した上で「在学中から卒業後も、たくさんの応援をしていただいている東洋大のおかげです。本番でも温かい気持ちが届きましたし、全力で頑張れました」と母校愛を口にした。