競泳の日本選手権最終日(6日、東京アクアティクスセンター)、男子200メール平泳ぎ決勝は日本記録保持者の渡辺一平(23=トヨタ自動車)が2分7秒08で2連覇を達成した。

 前半はトップの佐藤翔馬(19=東京SC)に続く2番手として折り返すと、150メートルにかけて逆転し、わずかなリードを保ったまま逃げ切った。渡辺は「体がきつい状況での予選、決勝だったけど世界一を目指す人間として、どんな状況でも負けないように自分が今すべきことを集中して泳いだ」と納得した表情でレースを振り返った。

 激しいデッドヒートを演じた佐藤は1月の北島杯で頭角を現し、初日(3日)の100メートル平泳ぎを制した。そんな19歳について、渡辺は「すごく伸び盛りな選手」と称賛。ただ、1年延期となった東京五輪で金メダルを目指す立場として「もっともっと伸びてくる選手だと思う。でも自分の伸びしろもまだ分かっていないぐらいたくさんあると思っているので切磋琢磨できれば。1、2位でフィニッシュすることを目標にしたいし、もちろん僕が優勝したい」と負けるつもりはない。

 新型コロナ禍でトレーニングができない時期もあったが、練習再開後は充実した日々を送った。筋力トレーニングにも力を入れ「昨年12月に2分7秒0台を出せたかというと絶対出せていない」とレベルアップを実感。

 今後に向けては「日本選手権(五輪代表選考会)まであと4か月、本番まであと半年ちょっとだけど悔いのない時間を過ごしたい」と力強く語った。