7月の水泳世界選手権(韓国・光州)で2冠を獲得した瀬戸大也(25=ANA)が30日、都内で行われたデサント社「アリーナ」ブランドの新作水着発表会に出席した。

 水着姿で登場した瀬戸は「ずっと一緒に開発してきたが、要望を全てかなえてくれている。水着としては完璧なものができた」と満面の笑みを浮かべた。

 トークセッションでは、絵馬に「夢をかなえる!!」と記し「水泳を始めたときから、五輪で金メダルを取るのが夢だった。16年のリオ五輪では達成できなかったので、今回のチャンスはものにしたい」と意気込んだ。

 26日の短水路日本選手権男子400メートル個人メドレー決勝では、世界記録まで100分の3秒届かなかったが「高地合宿のときに、この水着で泳いだら、練習でのベストタイムが出たんです。これで短水路を泳いだら、世界記録が出たんじゃないかな?」と話し、会場を笑わせた。

 一方で、27日の男子400メートル個人メドレーは、ヒザのケガで欠場。状態が心配されたが「月曜日に病院で診察を受けたら、軽い炎症でした。明日から練習を再開していきたい」と軽症だと強調した。

 当面は4月の日本選手権に照準を合わせるという。「4月に本気でやって、そこで出た課題を五輪までにブラッシュアップしたい」と気合十分。東京五輪の金メダル獲得へ向け、トビウオジャパンのエースは貪欲にレベルアップを目指す。